令和 3年第11回定例会(第 4日12月13日)
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第11回 湯 梨 浜 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第4日)
令和3年12月13日(月曜日)
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議事日程(第4号)
令和3年12月13日 午前9時開議
日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
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出席議員(12名)
1番 松 岡 昭 博 2番 米 田 強 美
3番 光 井 哲 治 4番 寺 地 章 行
5番 河 田 洋 一 6番 磯 江 公 博
7番 小 川 遊 8番 中 森 圭二郎
9番 入 江 誠 10番 増 井 久 美
11番 信 原 和 裕 12番 浜 中 武 仁
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ───── 山 根 薦 副主幹 ────── 足 立 祐 子
一般事務補助員 ── 岩 本 佐登美
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ─────── 宮 脇 正 道 副町長(
福祉事務所長)亀 井 雅 議
教育長 ────── 山 田 直 樹 総務課長 ───── 岩 﨑 正一郎
企画課長 ───── 上 井 明 彦 み
らい創造室長 ── 西 原 秀 昭
町民課長 ───── 尾 坂 英 二
子育て支援課長 ── 杉 原 美 鈴
健康推進課長 ─── 林 紀 明
総合福祉課長 ─── 竹 本 里 香
長寿福祉課長(
地域包括支援センター所長)
西 田 貴 頼
産業振興課長 ─── 遠 藤 秀 光
会計管理者(兼)出納室長
建設水道課長 ─── 石 本 義 之 ─ 森 輝 信
水明荘支配人 ─── 小 椋 誠 総務課参事 ──── 出 西 剛
生涯学習・
人権推進課長
教育総務課長 ─── 山 田 志 伸 ─── 山 﨑 有紀子
農業委員会事務局長─ 藤 井 貞 宣
代表監査委員 ─── 金 涌 孝 則
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午前9時00分開議
○議長(浜中 武仁君) おはようございます。
ただいまの出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
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◎日程第1 一般質問
○議長(浜中 武仁君) 日程第1、一般質問を行います。
質問は、10日に引き続き、
一般質問通告書の順により行います。
質問、答弁は簡潔にお願いします。
4番、寺地章行議員の一般質問を許します。
それでは、質問をしてください。
○議員(4番 寺地 章行君) 皆さん、おはようございます。私は今日1問だけでございますが、議長のお許しを得ましたので、通告書を若干変えさせていただいておりますが、まずは
コロナ禍対策の今後についてというような内容で質問させていただきたいと思います。
要旨につきましては、ワクチン・
検査パッケージについて、そして新たな政府支援策が出ておりますが、それについてということ、それからそれに対しまして本町での対応、また、
経済支援対策等についてお伺いをしたいと思います。
要旨の明細につきましては、まずお断りをしておきたいと思いますが、過日この通告書を提出したその後に新たな
コロナウイルス変異体の発現がございまして、多少文章を変更いたしましたことをまずもって御了解をお願いを申し上げたいと思います。
それでは、明細でございますが、コロナ禍、欧州におきましては、デルタ株等再拡大の様相を呈しておりますが、日本では
ワクチン接種の効果が出始めたのでしょうか、諸説あるところでございますが、一応鎮静化してきたように見えるところでございます。そうしたことで出口も近いと感じていた矢先でございます。今回の質問書の提出後に、
新型変異ウイルス、オミクロンの変異体が11月22日に南アフリカで発見後、急速に世界に拡散をされているようでございます。
日本にも、11月30日、また、12月の4日、感染者が発見され、その4日の濃厚接触者が、9日、岐阜の方のようでございますが、感染確認されたということで、4日の日については陰性だったということですが、9日に感染されたということが報じられております。そういったことで、一変大変な状況になったように思うところでございます。この10日のデータによりますと、新たな感染者8人が検疫所で陽性だったというようなことのようでございます。
政府は、昨年1月の我が国でのコロナ発現から多くのコロナ関連の対策や経済支援策を講じてきているところでございますが、最近の経済調査、7月から9月期のものにおきましては、実質GDP、年率換算でこの12月8日に第二次の速報値が出ておりますが、マイナスの3.6%の見込みということであります。ちなみに、20年度は実質でマイナスの4.5%、19年度はマイナスの0.7%ということで、大変憂慮すべき経済状況ではないかというふうに思うところでございます。
こうした中、今後、ワクチンの3回目接種も始まることとなりまして、さらに、
アメリカ・メルク社ではモルヌピラビルというような有望な経口新薬の開発もされてるようでございまして重篤化への懸念も縮小の傾向であり、海外からの入国条件も緩和される予定でございました。経済回復の期待もされていたところでございますが、今回の
オミクロン変異体の出現によりまして急遽変更を余儀なくされているところでございます。感染拡大の第六波につながらないようになっていきたいというふうに思っておるところでございます。
こうした状況下、経済回復に向けまして、政府は、コロナ禍での
経済活動拡大のツールとして、ワクチン・
検査パッケージを取り入れる方向で技術実証を行ってきておるところでございますが、県のほうでもこの件について補正のほうで予算を組んでおられるようでございますが、本町では非接種問題を含めましてどのように対応され、進められていくのか、伺いたいと思います。
また、このたびの閣議、これは11月時点でのことでございますが、経済対策として
財政支出ベースで55.7兆、事業規模では78.9兆円で、このたびの補正予算では18歳以下の子どもへの10万円相当の支援、事業者への新たな支援など31.9兆円を計上される見込みとなっているところでございます。本町におきましても、国県に対応いたしまして種々の方策を取られてきておるところでございますが、町として、経済振興面でどのような形で進められていくのか、お伺いをしたいと思います。また、今般にぎわせております10万円給付の対応につきましても、お考えを伺えればと思うところでございます。
以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浜中 武仁君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 寺地議員のお尋ねは、コロナ対策の今後についてということでございました。
今議会の冒頭の御挨拶でも申し上げましたように、第五波のピーク、8月20日に2万6,000人だった1日当たりの
新規感染者数が11月14日以降は200人未満となって流行は収まったように見えておりますが、先ほど議員もおっしゃいましたように、冬季を迎え第六波襲来の懸念がある、さらには、南アフリカから発生しましたオミクロンという変異株の流行に注視する必要があるということを私も思っております。
このような状況にあって、私たちはいかに感染症の流行を抑えながら、経済、それの活性化を図っていくか、コロナ禍におけるずっと抱えてきた課題を、またぞろそこに強い思いをはせながら行政を推進していかなければならないというふうに思っております。流行を抑え、感染した場合の軽症化を図るためにも、やはり予防接種を受け、マスク、手洗いの励行、密の回避などを守りながらも社会活動はすると、怠りなく感染しないように準備をして活動をするというのが私たちの基本的なスタンスにならなければと思っております。
そのような意味からも、ちょっとこれはテレビで言うと番宣になるかもしれませんけども、今週18日に予定しております講座、土曜日にアロハホールでやりますが、午前中は、コロナ禍の中での健康の維持、それから午後はコロナ後の経済、地域の活性化、それらについての講演と中身を分けて実施することにいたしております。時間も1時間半程度のものですので、ぜひとも多くの町民の皆さんにお集まりいただきたいことを重ねてお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
寺地議員の最初のお尋ねは、まずワクチン・
検査パッケージについてでございました。
議員御承知のように、この制度の趣旨は、感染対策と日常生活の回復の両立に向け、将来の
緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置等の下にあっても、感染リスクを低減させることにより飲食やイベント、人の移動などの各分野における行動制限の緩和を可能とするために設けられたもので、飲食店や
イベント主催者等が入店者、入場者などの利用者の
ワクチン接種歴や検査結果の陰性のいずれかを確認することにより、
緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置等が課せられているそういう状況にあっても行動制限の緩和を図ろうというものでございます。
方法につきましては、
ワクチン接種歴は、接種証明書、
接種記録書等を含む
予防接種済証となり、利用者が2回接種を完了しておること、2回目接種日から14日間以上経過していることを確認するもので、有効期限は当面定められないこととされております。また、検査結果は、PCR検査、
抗原定性検査を含む
民間検査機関等の陰性結果通知によることとされ、PCR検査結果の有効期限は検体採取日より3日以内、
抗原定性検査結果の有効期限は検査日より1日以内とされているところでございます。
飲食、イベント、移動の行動制限を緩和する場合の具体的な適用範囲は、飲食については、
第三者認証店における利用者の人数制限を緩和し、制限なしとするものですし、イベントについては、
感染防止安全計画を策定した場合、イベントの収容人数の上限を緩和し、収容定員までとするものでございます。移動につきましては、不要不急の都道府県をまたぐ人の移動について国として自粛要請をしないというものでございます。
なお、学校等、
認定こども園ですとか小学校、中学校、高等学校、大学などの活動にはワクチン・
検査パッケージ制度は導入されません。
現在、飲食店やイベント等において感染リスクを十分に考慮し、感染症対策を継続した上で人数制限を緩和したり、制限緩和がない場合であっても、将来、何らかの制限が発動された場合の経済活動を想定して技術実証が行われているというふうに思っております。
ワクチン接種証明または検査結果陰性確認のほか、
入場者リストの作成、新技術による三密や大声、長時間の回避、換気などを組み合わせた技術実証を行い、
ワクチン検査のオペレーションや各技術の実効性などが検証されているというふうに思っております。
利用者からは、
ワクチン接種証明または検査結果陰性確認を実施していることに関して、安心感があったという肯定的な御意見が恐らく50%以上を占めておりますけども、その一方で、当日検査は真冬に屋外で行うというようなことは避けるべきだとかという改善を求める意見もあります。このことについては、多少個人のプライバシーとの絡みもあって、ワクチンを打ったかどうか、そういうことを、要するに打てない人にとってプレッシャーをかけたりすることになりはしないかというような見解もあるようでございますが、徐々にこれは理解を深めているように思っております。
鳥取県の現状といたしましては、多分先ほど寺地議員がおっしゃいましたように、補正予算でやるということでしょうか、まだ国が直接このイベントはいいよとかやってみようとか、そういう手配は国が直接ということになっておりまして、現在のところ鳥取県では実施していないというふうに認識しております。本町にも、この対象となる認証店というのは湯梨浜町でも10ぐらいあるんですけども、現在のところ、そこでやっているというようなことは確認できませんし、多分鳥取県ではまだやってないというふうに認識しております。
ですが、実態的には、いろんな場面で、あるいは事業をやっておられるところが独自にこの
検査パッケージと同じ内容を求めながらやっているところがございます。特に首都圏辺りで見ますと、
飲食店あたりではたくさんこういうことをやってて、ちゃんとスマホに入れていって接種済証の写真を撮って見せたりとか、そういうことをしながらやっているとこでございます。そうすれば、利用する側も安心感を持って入れるしというような側面もあろうというふうに思っております。今後これらの検証の動向を注視して、
新型コロナウイルス感染症対策の
基本的対処方針、
対策本部決定になりますけれども、これの県の要請などを踏まえながら臨時に速やかな対応を取るなど、町としてもそれらに沿った適切な対応を図ってまいりたいというふうに思っております。
それと、この対象となる施設につきまして
第三者認証制度という言葉がございますけども、これは都道府県が飲食店の感染対策に関する基準を定めた上で、個々の飲食店に対して基準適合性を確認し、認証する制度でございます。鳥取県の場合は県が認証しております。最初、協賛店だったんですが、次、もう一つグレードアップしてというか、設置した認証店というのを設けてやっておられまして、それが湯梨浜町にも多分、そこに名簿を持ってますけども、10軒ぐらいになったというふうに認識しております。
失礼しました。もう一つ、肝腎なほうのことのペーパーを取ってませんでして失礼いたしました。新たな政府の支援策についてということがございました。先月19日にコロナ克服・新時代開拓のための経済対策が閣議決定されました。この対策では、
新型コロナウイルス感染症対策に万全を期するとともに、新しい資本主義を起動させ、成長と分配の好循環を実現するため、次の4つを柱とする総合的な経済対策となっております。
1つが、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止、それから2つ目が「
ウィズコロナ」下での
社会経済活動の再開と次なる危機への備え、3つ目が未来を切り拓く「新しい資本主義」の起動、4つ目が、防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保であり、その規模は、寺地議員も御引用になりましたように、財政支出55.7兆円、事業規模78.9兆円程度となるもので、その効果として、支出が直接的に実質GDPを下支え、押し上げする効果を試算すると、5.6%程度が見込まれるというふうに言われております。
また、先月の26日には、国の補正予算が閣議決定され、この経済対策の関連経費として31兆5,627億円が計上され、歳出総額は、補正予算としては過去最大の35兆9,895億円に達しています。今回の補正と令和4年度予算を一体的な16か月予算として切れ目なく行おうとするものでございます。
今回の経済対策には、感染症対策や
ポストコロナを見据えた地方創生などに向けた
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金なども盛り込まれ、本町におきましても、昨年の春から続くコロナ禍において、令和2年度、3年度と交付された
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、総額6億3,585万9,000円を全て予算計上し、令和2年度が68事業、令和3年度が33事業と、様々な施策を進めているところでございます。このたび再度
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付される見込みですが、これまでの交付状況からいいますと、当町の今回の配分は1億5,000万から2億円程度になるのではという具合に試算をいたしております。国の直接の補助事業に係るものも比較的市町村が実施主体となるものも多く、このたびはそれらも目を光らせて、国や県と連携しながらしっかりと対応していきたいというふうに考えております。
次に、そこで、本町の経済支援策についてでございます。
令和2年度と令和3年度、町では、
新型コロナウイルス感染拡大の対策を強化いたしますとともに経済の安定を確保するための取組を進めており、現在も進行中です。経済の振興として、産業、雇用と生活を守るということで、これまで、そして現在に至っているのが主な対策です。
新型コロナウイルスの影響を受けた事業所に対しては、これまで2回にわたる応援金等で延べ376事業者に対して総額9,200万円規模の支援を行ってまいりました。
現在、さらなる支援として、今年4月から8月の間、つまり第四波、第五波による任意の3か月の売上げが2割以上減少した事業者に対しまして、最大30万円の応援金も支給しているところでございます。なお、こちらは、既に136事業者から申請をいただきまして2,600万円程度お支払いし、飲食・観光関連をはじめとします幅広い事業者の皆様の事業継続を支援いたしているところでございます。
さらに、県と連携して県制度融資を無利子化し、厳しい経営環境にある事業者に活用していただくとともに、新しい生活様式に対応した事業展開を支援しておりますし、町内事業者の
感染防止徹底に向け、県がガイドラインに基づく
感染防止対策を講じているとして、認証、登録を行った店舗への奨励金によりこの認証、登録を加速させるとともに、利用者としての接触が避けられない理美容業者への応援金などの
感染防止対策を支援しているところでございます。
このほか、
新型コロナウイルスの影響で落ち込む消費の回復に向け、これまで4回にわたります
プレミアム付商品券を発行したほか、町内旅館の宿泊代を割り引くキャンペーンを支援して
観光需要促進を図ってまいりました。その他、
個人向け支援としましては、
独り親家庭等への生活支援、子育て世帯への
臨時特別給付金、ゆりはま
赤ちゃん特別支援金、
学生生活支援事業、税制上の措置として、収入が減少した世帯の
国民健康保険税、介護保険料、
後期高齢者医療保険料に対する減免措置などの多くの生活支援を行っているところでございます。
また、旧北溟中学校と旧
東郷中学校等の跡地を有効活用することで経済の活性化を図りたいと考えております。その第一弾として、先月、旧北溟中学校の跡地利用に係る
民間提案募集を開始いたしました。既に幾つかの企業から問合せとか、あるいは実際に来られたりとか、そういうお話も出ております。これは旧
北溟中学校エリアをにぎわいと活力を創出するエリアとして位置づけ、民間企業等から旧
北溟中学校等の
跡地の利活用の提案を募集するものでございます。今後、応募のあった提案の中から、最も本町の産業の振興や地域の活性化に寄与する事業を採用したいというふうに考えております。
旧
東郷中学校エリアの
民間提案事業も、来年の早い時期には募集を行うことにいたしております。これらの取組によって一層の経済振興を図ってまいりたいと思います。今後、国や県の施策や町内の状況などを見ながら、どのような対策を取るべきか、柔軟に検討したいと思っています。
また、国の補正予算の内容を少し見てみますと、観光地の中核施設となる宿泊施設の改修ですとか、あるいは撤去等の支援、それから地域の稼げる看板商品の創出を図るための自然、歴史、文化等の
地域ならではの観光資源を活用したコンテンツなどの造成から販売開拓までの一貫した支援、あるいはコンパクトでウオーカブルな
まちづくり支援、道路インフラの局所的な防災・減災対策、脱炭素型の
地域づくりあたりも、国の補助事業ですが、多少規模は大きなものになるかもしれませんけども、その中で、我が町が使ってできるものはないかあたりを職員にもよく注意して見るようにというところで指示しております。
このたびの議員の御質問に当たりまして、ちょっとどのような弾があるかなということで各課から拾ってみましたら、先ほど申し上げました国の補正に係るものとしては、1つは、冠水した場所が結構七夕豪雨のときに多かったと。そこの道路のかさ上げをやりたいと考えております。実際上どの場所かといいますと、上浅津堂ノ本線の道路かさ上げ、
長和田門田線のかさ上げ、都計2号線のかさ上げ、宇野川端線の排水対策、これらの調査設計をぜひとも国の補正予算の中で取って準備を進めたいと考えております。
それから、先ほどちょっと申したかと思いますが、事業関係では、また今回もちょっとどの程度の事業所が、とりわけ飲食店、旅館等が傷んでいるかを調べてみますと、やっぱりこれまでやってきた支援策に出てきた資料等から想定しても、やはりまだ相当傷んでるなと。その傷んでいる金額が、後で実績でまたチャンスがあれば申し上げますけれども、私が想像してたよりたくさんの金額の損害を受けておられるというような実情もありまして、そういった意味での支援策というのも、またこのたび必要になるんじゃないかなというふうに思っております。
それから、
GIGAスクール構想の推進や学校等における
感染防止対策も一つの柱になるんじゃないかなというふうに思っております。それから公共施設への太陽光パネル、もう少し促進する部分はないのかあたりのことも、脱炭素の関係でよく検討してまいりたいと思っております。そのようなことをこれから実際に具現化に向けて頑張ってまいりたいと思っております。以上です。(発言する者あり)
○議長(浜中 武仁君) 町長。
○町長(宮脇 正道君)
1つ答弁漏れがございました。10万円のお尋ねがございました。
この間の新聞の調査結果で、決めていないということで私の町は出てましたけれども、隣町ではクーポンでやるということが載ってましたが、私も、本来的にそういう目的があるんなら、要するに貯蓄に回さずに使っていただきたいという経済的な側面があるのなら、私どもの町でも、商品券なりのことで、そういうものを作って発行するということについては商工会等に委託すればできるんじゃないかというふうにも思っておりまして、そういう観点からすれば、そのことで莫大な時間とか、そういうことを要するというほどには、やはり
都市部あたりとは人口の差の違いもありますし、考えております。ですから、皆さんの御意見もよく聞きたい。まだ決めてないんですけれども、できれば、そのままの方向でやるのも一つの方向だ、できるなというふうには認識しているところですけども、まだちょっと決めかねております。以上です。
○議長(浜中 武仁君) 追加質問がありますか。
○議員(4番 寺地 章行君) ありがとうございました。いろいろとたくさん事業を展開されとるということは我々も十分承知しておりますし、また、新たな国の方針、予算につきましても十分対応していくというようなお話をお伺いをいたしました。
その件につきましてまた後のほうで触れたいと思いますが、まずは、10万円給付の鳥取県内の検討状況というのが日本海新聞に出ておりましたんでちょっと今日触れさせていただいたんですが、クーポン券で配りたいというところもあるようですが、まだ決めてないというところが一番多いですよね。それで、多分5万円については早急に配らなければならんわけですが、あと5万円については来年になるという捉え方でいいんでしょうか。それを決定するには、いつ頃までに決定されるのか、いつの時点で決断されるのか、もし分かれば。
○議長(浜中 武仁君) 町長。
○町長(宮脇 正道君) 国の動向等も見極めながらという気持ちもちょっとあります。本来、低所得者層のといいますか、児童子育て支援の意味合いももちろんありますし、それと、先ほど申しましたように、経済対策にそのお金を回すということもありますんで。ただ、商工会の商品券あたりでも、ちょっと1か月でやろうとすると苦しい面がありますから、そういうことを勘案すれば、もうそろそろこの議会の閉会中までに決めちゃっときたいなというふうに考えるとこでございます。
○議長(浜中 武仁君) 寺地議員。
○議員(4番 寺地 章行君) ありがとうございました。
この政府の方針、なるべくそれはクーポンで配っていただきたいということですが、それなりの経費がかかるというようなことで急遽岸田さんが変更されたというようなことで、皆さん各町村が混乱をしとるというようなことを感じておりますし、また、テレビ等を見てますと、どちらでもいいじゃんっちゅう人もいらっしゃいますし、どうしたもんかなと思いますが、確かにクーポンでやられれば確実にそのお金は使用されますし、それなりの経済効果はあると思いますが、事務関係が煩雑だということだろうというふうに思います。町長も、本町独自でまた考えるということも必要ですけど、県内ある程度足並みそろえたほうがいいんじゃないかなという感じがしないでもないんで、そこら辺のとこをよろしくお願い申し上げたいと思います。
最初のワクチン・
検査パッケージですね、これにつきましては、我々議会も今度忘年会を開催するかどうかということで大変悩むわけですが、また、あるいは旅行等をやる場合についてもどうかなと。県外に行って帰ってきたらちょっと自粛期間があったりするという中である程度安心して、ブレークスルーの関係がございますのでこれは100%安心はできないわけですが、少なくともやっぱり気持ちの上で安心できると思うんですね、こういうことがあればですね。
それで、1つには、このコロナ禍をどこまで引きずっていくのかということが大変心配されるところで、どっかでその出口というんでしょうか、それを見つけていかなければならないというふうに思います。それがどういう状況になればある程度安心して皆さんが経済活動できたり、あるいはまた旅行等ができるかという中には、やっぱりこういうことがないと多分何か少し後ろめたさを引きずってなかなか安心してそういった行動に出れないというものがありますので、私、ちょっとこれを見たときに、いろいろ問題点もあるようですが、やるべきだなというような感じがいたしました。ただ、町村がどれだけ関われるのかよく分からないので、ちょっと質問させていただいたというようなことでございます。
県のほうについて、先ほど県はそういうものを始めておられないということですが、このたびの補正予算、県議会で追加提案されてるようです。その中に、ワクチン・
検査パッケージ制度に関連いたしまして、
ワクチン接種が受けられない人などを対象に無料でPCR検査を行う費用など、第六波対策に35億円余り計上されてますというような記事が出ておりましたので、県のほうも、ワクチン・
検査パッケージを進めていくためには、ワクチンを接種されてない方への配慮というのも必要なので、それをPCRとか、そういうものの検査できる体制をまた無料でするんでしょうか、というようなことだろうというふうに思います。各県でも、これに対して積極的に取り組んでおられるところもありますし、予算化されておるところもあるようでございます。抗体検査ですか、それも無料でできるとか何かそんなのをやっておられますので、町としてそこに関われるかどうかちょっと私もよく分からんのですが、もしそういった要請等があれば、やっぱりこういった制度は積極的に進めていくべきじゃないかなという感じがいたしております。
それから、また、GoToトラベル2.0とかいうのが、今まだ始まってないですね、来年の1月頃からというような何か話もあるようですが、その事業を進めるに当たっては、このワクチン・
検査パッケージ等が導入されるっていうか、主体になって一つのツールとして捉えられるというようなことはちょっとお伺いしましたので、今後また町におきましても研究されると思いますけども、ひとつこのGoToトラベルでどれだけ経済が振興できるかちょっとよく分かりませんが、少なくとも起爆剤にはなるというふうに思いますので、なるべく積極的に、コロナが蔓延すればまた問題でございますが、進めていっていただければというふうに思うところでございます。
ワクチンパスポートというのもあるんですね。これは本町では7月頃から始められたということですが、先ほど町長も
検査パッケージのことについて触れていただきましたが、このワクチンパスポートっていうのはどういう違いがあるのか、また、現実に本町ではどの程度そういうパスポートを求められた方がいらっしゃるのか、分かれば。
○議長(浜中 武仁君)
健康推進課長。
○
健康推進課長(林 紀明君) ワクチンパスポートのお話がありましたけども、一応その証明書につきましては、
予防接種済証、接種された後に私どものほうがシールを貼っとったと思うんですけど、それが1つ、いわゆる接種券に附属してるものが証明になりますし、医療従事者の方ですとか、あるいは職域接種をされた方に接種記録証というのをお出ししてます。それも証明になるということで、ワクチンパスポートといいますのは予防接種証明書のことでございます。現在のところ証明書については海外用に限定して紙ベースで発行しております。本町でいきますと大体20件程度かなというふうなことを思っています。
現在、国のほうでは電子交付をするに当たって、スマートフォンなどのアプリで開発を進めておられまして、一応予定では12月の20日頃に開始できるのではないかというようなことであります。そのデジタル化後の制度によりまして、海外用に加えて国内用でも使えるような証明書の在り方を示されるということです。ただ、スマートフォンでということになりますと、専用アプリから申請ということになりますし、マイナンバーカードによる本人確認が必要だということになります。そういったことからも自動交付できないという方も出てくると思いますので、従来どおり市町村の我々のほうで紙ベースでの発行ということも併せて行いますし、先ほど冒頭申し上げましたように、接種済証についとるシールの部分でも証明は可能ですし、接種記録書というようなことでいろんなパターンがございますので、その辺りのことを町としても周知のほうをしてまいりたいというふうに思っております。以上です。
○議長(浜中 武仁君) 町長。
○町長(宮脇 正道君) 先ほどお話ありました、無料のPCR検査あたりの話がございました。そもそもこのパックは、例えば分かりやすく言えば、サッカー、Jリーグの試合なんかをそれに使っておりまして、それで、今議論しておるのは、準決勝とか決勝はその率を上げて、もう満席にしてやったらどうかということも検討しておられます。ですから、あらかじめ対象者が多分想定できるような形で進めておられると思っております。湯梨浜町にも先ほど申し上げました認証店というのは10軒ぐらいありますから、そこのところが、県がやれと言われるか、してくれるところがありませんかと、どのような形でされるか分かりませんけども、取り組みたいというところがあれば積極的に町も協力したいというふうに思っております。
ただ、現状といたしましては、鳥取県においては、県外に出ることを控えようとか、あるいはイベント等についても制限は一切消えているというのが現状のところでございまして、その中にあっても、この辺りは常識としてみんな頑張ってつけてやっているということですし、民間のホテルあたりでは、あるいは旅行のパックの中でもあるようですけど、予防接種を受けてたら料金を割り引くとか、そういうところもあるようでございまして、独自にでも大分接種の促進とか安全対策をしながらの経営ということについて努力しておられるようにも感じております。
○議員(4番 寺地 章行君) ありがとうございました。
今ちょっとこういった形で質問させていただきましたのは、私もワクチンを2回受けたんですが、そのときに接種済証ですか、ありますが、これが今になって、これは重要だったんだなという、どこに置いちゃったかなというような気がしたもんですからね。そういった場合はどういった対応をされるんですか。やっぱり町でまた再発行とか、そういうことができるんですかね。
次に、配食ボランティアにつきましては、泊、東郷、羽合各地域でボランティアの方々により週1回の手作りの弁当配達または会食の取組が行われ、月平均約15キログラム、年間で約180キログラムの米を使用されています。この配食サービスボランティアに使用される米は、町社会福祉協議会が小売店などにより鳥取県産米を10キログラム単位で購入し、必要な量を各地域の配食ボランティアに分配するといった形、そういう仕組みになっております。
また、まごころ配食サービスは、この事業は、自宅で生活する高齢者、障がい者の方の食の支援と安否確認のため、専門業者に外注したお弁当を1日1回、夕食時に見守りを兼ねてお渡しする事業でもございますが、業者が使用している米の産地は不明ですが、量につきましては、1人当たり1食分の米の量を75グラム、0.5合としますと、令和3年度には年間約4,800食が提供される見込みですので、約360キログラムの米が使用されているというふうに推計します。
次に、食生活改善推進のための町が実施する研修会、再教育研修会では、令和3年度は延べ49人の方に参加をいただきましたが、約3.7キログラムの鳥取県産米を使用いたしました。食生活改善推進員が実施をする地区伝達講習会等は、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため今年度の実施は未定でございますが、令和元年度に実施した際には延べ689人の方に御参加をいただき、約51.7キログラムの鳥取県産米を使用いたしました。
また、みんなの食堂ゆるりん運営委員会が実施するみんなの食堂につきましては、月1回の開催で1回につき約7キロの使用があり、年間延べ1,200人の参加者に約80キログラムの米が提供されています。この事業で使用する食材は、米に限らず、いわゆるフードバンク活動と同趣旨の取組を行っておりますから、とっとり子どもの居場所ネットワーク“えんたく”から供給を受けています。“えんたく”から供給する米は主に鳥取市用瀬町産、八頭町産で、水稲農家や法人が保有している余剰になったものが無償提供されているものだというふうに伺っております。
これら町が補助している団体等の米の利用の合計は、使用量は325.4キログラム、購入量が210.4キログラム、購入費が7万8,623円かな、ちょっとここのところは汚い字で書いておりまして申し訳ありません。量としてはそのような量が使われているということでございます。議員御指摘の、なるべく町内産をということで、どこまでの協力がいただけるかということは不明ではありますけども、一応ちょっと話はしてみたい、それぞれの団体にお話はしてみたいなというふうに思います。
それから、米農家の再生産を考えることのできる価格での買取りについてでございます。
米の生産につきましては、国の政策により平成30年産米から生産数量目標の配分を廃止して需要に応じた生産、販売を推進してきましたが、人口減少等による需要の減退、さらには、
新型コロナウイルス感染症の影響による外食用等の消費も減退したことから、全国的に在庫過剰に伴う価格の下落に直面をいたしております。鳥取県におきましても、県の農業再生協議会あたりで販売努力というものを念頭に置いた価格で考えたりして頑張ってみたところですが、なかなかそこまでは追いつけないという現状があったところでございます。
米価の安定に向けた政策といたしましては、全国的に米の生産調整が求められており、湯梨浜町においても農業再生協議会において国の経営所得安定対策のメニューである大豆、飼料用米、また、高収益作物でありますイチゴ、メロン、スイカ、ホウレンソウ、ブロッコリーの水田転作に対する交付金を周知して作付転換を呼びかける等、国の制度に基づく対応をいたしております。米農家支援のために各団体等が扱う米について、米農家の再生産を支えることのできる価格で買い上げるとの御提案もございました。支援する方法としては、やっぱり高い価格で買い上げるというよりも、その傷んでいるところに給付という形で支援の手を差し伸べるほうが適切ではないかというふうにもちょっと思っているところでおります。そのような考えでおります。
○議長(浜中 武仁君) 教育長、答弁。
○教育長(山田 直樹君) 増井議員の御質問にお答えいたします。
私のほうからは、1点目の御質問の学校給食用の米の年間使用量と60キログラム換算での金額について、3点目の御質問の学校給食費に占める米飯の費用についてお答えさせていただきます。
まず、学校給食用の米の年間使用量と60キログラム換算での金額について、直近の状況をお答えさせていただきます。
令和元年度につきましては、米の年間使用量は町立小・中学校全体で1万6,626キログラムです。60キログラム換算での精白米の金額は消費税込みで2万671円、年間にすると572万7,934円です。令和2年度につきましては、米の年間使用量は町立小・中学校全体で2万2,502キログラムです。60キログラム換算での精白米の金額は消費税込みで2万1,060円、年間にすると789万8,202円です。
なお、令和2年度は、令和元年度と比較して米の年間使用量が5,876キログラム多くなっていますが、これは町立小・中学校での給食について、令和元年度は従来と同様に週1回のパンの提供をしていたことと、令和2年度は完全米飯給食にしたことによるものです。
具体的には、週1回のパン給食から完全米飯給食への移行時期は、羽合小学校、東郷小学校、湯梨浜中学校では令和2年1月から、泊小学校では令和2年2月から完全米飯給食として現在まで継続をしております。令和3年度につきましては、4月から10月までの米の使用量は、町立小・中学校全体で1万2,282キログラムであり、60キログラム換算での精白米の金額は消費税込みで2万800円、金額で425万7,760円です。
学校給食で提供している米飯に使用されている米は、公益財団法人鳥取県学校給食会から購入しており、湯梨浜町産を使用しております。また、金額については、毎年度、公益財団法人鳥取県学校給食会が鳥取県教育委員会に報告し、受理された金額です。
3点目の学校給食費に占める米飯の費用についてお答えさせていただきます。
1食当たりの給食費は、羽合小学校、東郷小学校は282円、泊小学校は令和2年度に10円値上げをして290円、湯梨浜中学校は330円です。この給食費に占める米の金額について、今年度の米の値段60キログラム当たり2万800円を例に説明をさせていただきます。
給食の米につきましては、給食センターは、1食当たり小学校低学年60グラム、中学年70グラム、高学年80グラム、中学校90グラムが標準です。小学校の平均となる70グラムでは1食当たり24円27銭、中学校では31円20銭です。羽合小学校と東郷小学校は1食当たり給食費が282円ですので、8.61%、泊小学校は1食当たり給食費が290円ですので、8.37%、中学校の1食当たりの給食費は330円ですので、9.45%となります。
また、学校給食費の米を町負担にしてはどうかという御質問に対してでございますが、学校給食は学校給食法にのっとって運営しておりますが、学校給食法第11条の経費の負担について、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに運営に関する経費は、設置者、町の負担としております。それ以外の学校給食に要する経費、いわゆる給食食材費は児童または生徒の保護者の負担とするとされております。本町におきましても、この学校給食法の規定に基づいて学校給食業務を実施しているところです。以上でございます。
○議長(浜中 武仁君) 追加質問がありますか。
増井議員。
○議員(10番 増井 久美君) ありがとうございました。
今回、私、担当課、事務局を通じていろいろと担当関係の皆さんから資料を頂いているんですが、まず米の価格ですよね。品種は、コシヒカリ、ひとめぼれ、きぬむすめ、星空舞、いろいろあるんですけれども、やはり取れる量も、それから金額も年々下がってきているという状況が端的に表れているなというふうにまず感じました。こういう形で米を作る量が減るというのは、先ほど町長が言われたように、転換を図っているということの表れなのかもしれませんけれども、しかしながら、町内にはやっぱり米しか取れない場所っていうのが結構あるわけです。ここが手を抜いてしまって荒廃地になると、言ってみれば山が荒れ、畑が荒れ、動植物が現れ、そして水害が起こってくるという、そういう形になってまいります。
ですので、先回の質問で町長は大きい農家さんは大丈夫だというようなことをちょっと言われたんですけれども、これでいくと大きい農家さんも大変な状況だろうなというふうに私は推測しています。コシヒカリに至っては2,000円の下落と、それからきぬむすめもやっぱり2,000円ぐらい本年度は下がっているという、こういう概算金の資料を頂いてるんですけれども、やっぱりかなり米農家は外食産業がこういう状況になって大変な影響を受けているというふうには思います。基本的にはやっぱりこれは国の施策ですので、国がきちんと買い上げるなりなんなりして対策を取ればいいんですけど、今のとこ、国がこの米余りについて何をするかということになると、倉庫に保管しておく倉庫代を払うっていうぐらいの話なので、とても国には今のところ期待できないと思います。
これを、毎年毎年こういう状況が続いていくようなら、それこそ湯梨浜町の農家も大変な状況になるだろうなということで、私は、だからせめて学校給食と、それから町内で使ういろんな行事には町内産を直接買い入れる、そういう方法を取るべきではないかと。直接買い入れるんです。でないと、例えば先ほど学校給食の金額を言われましたけど、多分これは生産者にはこの金額は入らない。やっぱり中間でなくなっていきますので、生産者の皆さんの手元には、本当にこの概算金の金額ぐらいしか入ってないんだろうなというふうに思います。ですから、どういうふうにすればいいかっていうのになるとまた大変だと思いますけども、ぜひ研究していただきたいなというふうに思います。
湯梨浜町版再生産費用を補償しなさいというのは、そういう意味でいったら、例えば令和1年に1万2,900円だったものが、令和3年には1万200円になってしまっていると。これは星空舞です。これでいったらもう2,000円ぐらい下がってるわけですから、この2,000円分を直接買い入れるということで、町としては1万2,900円を生産者に直接払いできるそういう制度にすれば、随分生産者の方を励ますことができるんではないかなという思いで質問しておりますので、引き続き町長のお考えをお聞きしたいと思います。
それから、先ほど言われましたけど、いろんな諸団体が町内産ではなくて県内産を使っているという団体もあるということでしたので、これもぜひ町内産の米を使用していただきたいなということを引き続き何かの形で要望していただけたらなと思っております。
次に、学校給食費です。
確かに学校給食費は、学校給食法で施設とかそういうものは町が見るけれども、給食費は親御さんが見るもんだと、こういうふうにおっしゃっておりますので、法律的にはそうなんだろうけれども、でも学校給食を補助しているところはいろいろ聞いております。今回私が教育委員会に資料を要求したのは、じゃあ、学校給食を学校に子どもさんをやっていて、2人とか3人とか複数の子どもさんを学校にやってる人たちはどれぐらい負担があるんだろうかっていうことでお聞きいたしました。
その資料によりますと、湯梨浜町は、先ほどの話じゃないですけど、子どもさんが重ねて学校に行っておられるというお宅が結構ありまして、小・中学校925家庭数のうち2人以上の家庭数が366家庭、それから内訳が、2人が297家庭、3人が61家庭、4人が7家庭、5人が1家庭あると、こういうふうに調べていただきました。これが給食費になるとどうなるかということですが、小学生が2人だったら1か月9,024円、小学生が1人と中学生が1人だと9,792円、中学生が2人になると1万560円と、こういうふうになるわけです。
これが家庭にとってどういう負担になるかということを考えたときに、せめて子どもさんがたくさん通っておられる家庭ぐらいは減免措置をつくっても私はおかしくないというふうに思っているんです。これ以外に、小学生の子どもさんがあって、こども園にまだ通ってるっていう子どもさんがあれば負担はますます増えるという状況になると思います。ですので、米の無償化は無理だとしても、せめてこの複数で子どもさんが通っておられる家庭は減額措置なり減免措置なりを設けるべきではないかなと。今回のこのコロナの中で子育ての世代も大変な苦労をしておられると、そういう状況の中で、せめて学校給食費の子どもさんの数が増えれば減免措置をというふうに私は思うわけですけれども、教育長の御答弁をお願いいたします。取りあえず今それだけお聞きしたいと思います。
○議長(浜中 武仁君) 町長。
○町長(宮脇 正道君) 1つは、直接買入れというお話がございましたけども、全体をそうやってやることが可能かっちゅう問題もありますよね。ある意味、これまではJAのほうが取りまとめてやってる方が多いでしょうから、じゃあ、その人たちの分はどうするんだということも出てきますよね。要するにJAに出さないで直接というのは、それをどの量ができるかどうか分からんですけど、その方々から直接支払いという方法は難しいんじゃないかと思いますけど。
それと、もう一つは、団体利用の分については、先ほども申し上げましたように、町内産の利用を呼びかけてみたいと思います。
それで、今、担当課長と話したりするんですが、やっぱり市場価格よりも高い値段で買うというのはちょっと抵抗感があります。
それで、やり方も、さっき申し上げたように難しいと思いますし、ですからそういう場合は給付のほうでということで、その給付の内容を、例えば農作業として米の生産者の皆さんが次にかかられる作業の部分のお金を支援するとか、そういったことも方法としてはあるんかなというふうにも思っているところでございますが、そういう方法が取れるかどうかもちょっと検討。要するに、なかなか米は個人で出しておられる方と、ちゃんといいますか、JAとかそういうとこを通じて出しておられる方とあるようで、どの人がどれだけ出しておられるかっちゅうことの確認方法が難しいっていうことを今、担当課長も、なるほど、そのとおりだなと思っておりますけども、それなら米作りの振興策っていいますか、ある意味ではそれは生活支援的な要素もあるかもしれませんけども、そういった観点から何か方法はないかなということで、ちょっと今考えてみようかなと思っているところです。
○議長(浜中 武仁君) 教育長。
○教育長(山田 直樹君) 給食費につきましては、就学援助家庭につきましては、経済的に困っておられるそういう御家庭につきましては、就学援助という形で給食のほうを徴収をしていないということです。現在、小学校のほうでは56世帯、それから中学校のほうでは43世帯、合わせて児童生徒の数でいきますと113人、84世帯、世帯数でいきますと約9.1%の御家庭が就学援助を受けておられまして、そこのところからは給食費については全て公費負担という形でさせていただいております。
したがいまして、経済的に厳しい御家庭についてはそういう形で給食費のほうを取らないと、公費で負担をさせていただいておりますので、また、コロナ禍等で経済的にお困りのそういう御家庭がありましたら、町の教育総務課等に言っていただきましたら、審査をしまして、該当される方は教育委員会で認めさせていただいてそういうような措置をさせていただいておりますので、そういう形で今後とも対応させていただきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜中 武仁君) 増井議員。
○議員(10番 増井 久美君) ありがとうございます。
今、町長が言われました給付という形で何とか支える方法はできないかという答弁をいただきました。何とか米の再生産に努力をもって意欲を失わないでやっていただける方法を町としても考えていただきたいなというふうには思います。この米農家を支えるっていうことは、湯梨浜町は、それこそ勤労世帯も多いんですけれども、やっぱり農業に携わっておられる方も多いし、先ほども言いましたように、水害等にも影響してくるということ、荒廃地が増えると大変な状況になるということもぜひ考えていただいて、何とか米農家を支える方法をお願いしたいと思います。
それから、先ほど教育長の答弁をいただきました。給食費が無償となってる家庭数84世帯、113人ということで約9%というふうにいただきましたけど、意外と多いようで少ないなという感じが私はちょっとしたんです。もうちょっと何か無償の家庭があるんじゃないかなっていうふうに思ったんですけれども、これは、多分ぎりぎりの世帯の方が、ちょっと私、町民の皆さんの全体の収入のランクみたいなものを今回質問に入れればよかったんだけど、それ頂いてないので、ぎりぎりの家庭が結構あるんじゃないかなっていう思いはするんです。ぎりぎりのところでここに引っかからないという家庭が結構ありはしないかなというふうにちょっと思うんですね。
そこのところを考えると、少なくとも子どもが4人とか5人とかおられる家庭でここに引っかからない家庭があれば、やっぱりそこは何かほかの方法で給食費の減免なり、あるいは減額なりしてあげてもいいのではないかというふうに思います。これ小・中学校だけですから、ここにまたこども園が入ってくる。そうなると、家庭の負担っていうのはもっと重くなるのではないかなというふうに思いますので、少なくともこの4人7家庭、5人1家庭、3人61家庭の皆さんでこの無償に引っかからない方を何とか減免措置なりを設けて給食費を安くしてあげるということはできないのかどうか、その辺について重ねて問うてみたいと思います。
○議長(浜中 武仁君) 教育長。
○教育長(山田 直樹君) 先ほど申しました要保護、準要保護の世帯の状況につきましては対象となる要件がございます。読み上げさせていただきますと、生活保護を受けている世帯、また、障がい者、未成年者または寡婦であり、前年の所得が125万円以下である保護者、国民健康保険保険料の全額免除を受けた方、児童扶養手当の支給を受けている世帯、失業対策事業適格者手帳を持つ日雇労働者または職業安定所登録日雇労働もしくは求職活動支援機関の登録者、ハローワークにおける登録者であり、かつ前年の合計所得が163万円以下の方、その他教育委員会が特に必要と認める場合、世帯状況、収入額等から総合的に判断するという、そういう要件がございます。基本的には、申請をいただいて町の教育委員会で審議をさせていただいて、そこで認定をしていくというそういう形になっておりますので、先ほどおっしゃったように、子どもの数の多い御家庭がどうなってるかというのは、ちょっとすみません、今調べておりませんので何とも言えないんですけども、基本的にはそういう形で拾って援助をして続けてまいりたいというふうに考えているところです。以上でございます。
○議長(浜中 武仁君) 増井議員。
○議員(10番 増井 久美君) 教育長にお尋ねしてもちょっと無理かなと思いますので、町長のお考えを聞いてみたいと思います。町長、いかがですか。
○議長(浜中 武仁君) 町長。
○町長(宮脇 正道君) 子育ての観点からですが、現在の先ほど申し上げました経済的に恵まれない家庭への支援策みたいなものがありますので、それとの兼ね合いもあろうと思いますし、制度設計をしようと思えば、所得に応じて人数に応じてみたいなものも考えられるかもしれませんけども、どのような形で救う方法ができるかは協議してみたいと思いますけども、そもそもは給食法の規定の基本的な考え方はそうですので、それをどの観点に立脚してやるかあたりによってどの程度のものの規模になるかも変わってきますし、はい、しましょうという返事はしませんけども、なるべく、子どもさんができたときの出産祝い金みたいなこともやってるわけですから、そういう観点から支援の幅を広げるっていうか、年齢を広く見るというような観点からのやることも考えられるかもしれませんし、実態と先ほどおっしゃってたラインが低いんじゃないかという御意見もありますので、その辺は、また教育委員会とちょっと聞かせていただきながら考えてみるかなと思います。
○議長(浜中 武仁君) 増井議員。
○議員(10番 増井 久美君) これで終わりたいと思いますけれども、農家を支えるということで給付という形で考えてみたいという町長の答弁をいただきました。ぜひそれは頑張ってやっていただきたいなと思いますし、教育長は、答弁いただいて、とても前向きではないというのは分かったんですけれども、町長が若干前向きかなというふうにも思いましたので、ぜひ協議を重ねていただきたい。
さっきの考え方でいくと、学校給食は、じゃあ、食べないって言えば食べないって言えるということになってしまう。個人のものだって言われたら、じゃあ、うちの子は御飯食べさせません、弁当でいきますと言ってもこれはオーケーになるわけですよね、という考え方になりはしないかないうふうに私は思うんです。だから、皆さん、子どもが学校に行ってるから、言ってみれば、うちは給食はいいですって言ってない、食べるのは当然で、そこで食べて子どもたちの親睦を図り、先生との親睦を図り、昼からの授業に備えるっていう、そういう観点で給食はあると皆さんそう思っているから給食はちゃんと食べさせる。ですから、これは個人ですって言われちゃうと、それは個人の問題に返ってしまって、じゃあ、給食は何なんだっていうふうになるんじゃないかなというふうに私は思うわけです。やっぱり学校給食は教育の一環ですと私は考えておりますので、教育長に答弁は求めませんけれども、そういう観点で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(浜中 武仁君) 教育長の答弁もなし、町長の答弁もなしでよろしいですか。
○議員(10番 増井 久美君) いいです。
○議長(浜中 武仁君) 以上で最初の質問は終わります。
ここで暫時休憩いたします。再開を13時10分。
午後0時11分休憩
───────────────────────────────
午後1時09分再開
○議長(浜中 武仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
続いて、次の質問をしてください。
○議員(10番 増井 久美君) では、2番目の質問に入らせていただきたいと思います。質問事項は、
投票率を上げる努力をということで出しております。
質問要旨としては、
投票率が低い原因は何か。
投票率を上げるための努力をしているか。高齢者、若者の
投票率を上げる工夫をという3点です。
我が町の
投票率は、全県の中でも低いほうではないかと私は思っております。特に今回の総選挙は60.40%と、市を除いて県下の町村の中でも一番低かったのではないでしょうか。町としては、我が町の
投票率の低さは何が原因だと考えておられるのか、まずお伺いしたいと思います。
第2に、では、この低い
投票率をどうしたら上げることができるのか、何かお考えになっていること、対処されてきたことなどがあったらお聞かせください。
3つ目に、頂いた資料を見ても、最も町民にとって身近な4月の町議選の期日前投票によると、18歳が男女6人、19歳が男女7人投票しておられます。また、90歳以上は、90歳が5人、91歳が7人、92歳が7人、93歳が2人、最高齢は95歳の方がお一人投票に行っておられます。これは期日前投票の資料によるものです。残念ながら投票所ごとの年代別は集計が出せないということなので、期日前のみでしか知ることができませんが、でも18歳という若者も、それから95歳という高齢の方もそれなりの努力して投票しておられることは分かります。多分期日前投票は本庁舎のみですから家族と一緒に投票されたのではないかなと思っております。
合併して投票所が16あったものが12になり、期日前投票所が1か所になった、このことが低
投票率に拍車をかけたと私は思っております。投票所を増やすなり、期日前投票所を旧町村単位に1か所設置するなりしなければ、
投票率も上がらないではないかと思っております。これでは民意の反映にもならないのではと感じておりますので、町の対応策をお聞かせください。
○議長(浜中 武仁君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 増井議員の2点目のお尋ねは、選挙の
投票率についてでございます。
まず最初に、
投票率が低い原因ということです。
先般行われました衆議院議員総選挙での本町の
投票率は、小選挙区選挙で60.4%ということでございました。総務省発表の全体の
投票率は55.93%で、これは戦後3番目に低い水準であったとのことです。過去30年余りの国政選挙の
投票率の推移を見てみましても、経済や政権の動向に影響されて増減する時期はありますが、年々と
投票率が下がる傾向が見られます。
今回の選挙は、
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年以降、初の国政選挙でしたが、各党の公約で対立軸が鮮明にならなかったんでしょうか、有権者の関心が高まらなかったとの報道に加え、
ワクチン接種が進み感染者数が低減してきた時期とはいえコロナ感染への警戒心が払拭できずに、
投票率に多少は影響したのではとも考えております。
また、鳥取県全体の
投票率は、小選挙区で58.16%で、市部を除く市町村のみでは65.92%という結果でございます。増井議員のお尋ねにありましたように、本町の60.4%は県内の町村の中では一番低い
投票率でありました。今年行われました近隣の市町の議会議員一般選挙の
投票率を見ますと、倉吉市52.44%、北栄町65.70%、三朝町75.69%と、本町の57.67%は倉吉市を除く町の中でも一番低い結果でございます。
この原因を考えてみますと、1つは、年齢別人口の割合が関係しているのではないかというふうに思っております。国政選挙の年代別
投票率によりますと、参議院、衆議院ともに過去30年以上、
投票率の高い年代は60歳代となっております。次に50歳代、70歳代以上と続き、最も低い年齢は20歳代、次に30歳代と、高齢であるほど投票をしていただいている傾向がございます。令和2年10月の国勢調査の県内市町村の年齢3区分別推計人口によりますと、本町の65歳以上の老齢人口割合は32.1%で、県内の市町村では日吉津村、米子市、鳥取市の次に低い割合となっております。近隣の町村では、老齢人口の割合の高い順に、三朝町39.8%、琴浦町36.8%、北栄町35.6%であり、衆議院議員総選挙の
投票率の高い順と同じになっております。
次に、町内の投票所ごとの衆議院議員総選挙の
投票率を見ますと、
投票率の低い順に、田後地区公民館53.43%、役場庁舎講堂55.0%、上浅津農事集会所55.89%で、この3か所だけでも町全体の平均
投票率を下回っていることからも、老齢人口の割合が低い地域ほど、やはり
投票率が低い要因の一つであるんかなというふうに考えているところです。
続いて、
投票率を上げる努力をしているかというお話です。
今年行われました4月と10月の2回の選挙につきましては、いずれもコロナ禍にあり、通常の選挙時に明るい選挙推進協議会の皆さんにお世話になって行う街頭啓発活動は控えられたところでございます。特に4月の町議会議員一般選挙の前には、職員や倉吉保健所管内で感染が確認されるなど第四波の始まりの時期にあり、
投票率を上げるために、期日前投票所から当日の各投票所まで、換気、消毒、パーティションや使い捨て鉛筆の設置などをして安心して投票に来ていただける方法を徹底しました。
また、4月、10月ともに投票日当日の混雑を避け、
投票率を上げるために期日前投票の推進と周知を行いました。選挙前に街頭啓発活動をしたり、宣伝カーで広報することは、地道な活動ですが、投票につながる重要な活動だと考えられますので、新型コロナの状況を見ながら、極力広報活動を実施するように努めていくことが必要だろうと思っています。
最後に、高齢者、若者の
投票率を上げる工夫ということですが、先ほど申しましたように、高齢者の
投票率は全体の
投票率から見て決して低いわけではありません。合併後に投票所の数を16から12か所に減らしたことで川上や羽衣石を含む投票所の
投票率が著しく下がることはなくて、町全体の平均
投票率よりも高い水準にあります。
投票所の開所時間について、県内の町村のうち、岩美町、智頭町、琴浦町、日吉津村、大山町、日南町、日野町、江府町の8町村が投票時間を繰り上げておりますが、これ繰り上げるというよりも、時間を早めに切り上げるという意味の1時間早く終わるという意味じゃないかと思いますが、そういう格好でありますが、本町では、共働きの若者世帯のことも考え、全ての投票所で午後8時まで受付を行っております。さらに、若い新成人向けに、昨年は成人式が中止のため配布できませんでしたが、選挙や政治への関心を高めてもらうためのパンフレットを配布する予定です。
いずれにいたしましても、議員の言われるとおり、確実に
投票率が低くなっております。特に昭和61年と平成29年の衆議院議員総選挙の20歳代と30歳代の
投票率を比べると、20歳代では昭和61年の56.86%から平成29年が33.85%、30歳代が72.15%から44.75%と、ここ30年間で大きく下がっております。若い世代の方々の
投票率を上げるため、こども園の送迎時間にPR活動を行うなど、特に20代、30代にターゲットを絞った広報活動みたいなことも基本的には選挙管理委員会で御検討いただければなというふうに思っているところでございます。また、ホームページの充実やSNSのICTを活用する手法を選挙管理委員会の皆さんに御検討いただき、さらに
投票率のアップが図れるようにしたいというようなことを考えております。以上です。
○議長(浜中 武仁君) 追加質問がありますか。
増井議員。
○議員(10番 増井 久美君) ありがとうございます。若い人の
投票率が低いということと、それから、さっき町長が言われました
投票率の低いところ、役場庁舎講堂、それから田後地区公民館、上浅津農事集会所、ここが衆議院議員の総選挙で50%台だったところです。やっぱりこれを見ると、町外からおいでになった方が多い地区だろうなというふうに思います。ずっとこの湯梨浜町で育って大きくなられたっていうような方は、まだその地域のことなり、あるいは問題なりがキャッチできているのかもしれませんけど、衆議院は別として町の選挙なんかになると、何が問題なのかよく分からないとかどういう人が出てるのか分かんないとか、多分そういうことがあるんだろうなというふうには思います。だけど、この20代、30代、40代、50代の人たちがこれからの湯梨浜町を背負っていくわけでして、やっぱりこの人たちに町に関心を持っていただいて町政に関心を持っていただいて投票に足を運んでいただくということをしない限り、この町はよくならないんじゃないかなというふうに私としては感じているんです。
今回、衆議院の選挙のとき、投票所が分からないっていう方が、私、田後に行ったら何人かおられたんです。田後公民館どこですかって来られて、投票所ですかって言ったら投票所ですと。だから、まず場所が分からない、特に引っ越してこられた方は投票所の位置が分からない。やっぱりここに投票所がありますっていうのを、越してこられた若い人たちにはきちんと教えてあげることがまず大事じゃないかなというふうに思いました。自分が投票する場所が分からなかったら行きませんから、今の人たちは多分、ですからそこがまず大事かなというふうに思いました。
もっといろんな場所で、もう一つは、やっぱり広報するということではないかなと思います。選挙に行くことがあなたたちの未来に大きく影響してきますよっていうことをいろんな場所でぜひ告知じゃない、宣伝っていうんですか、教えてあげてっていうか、言ってあげていただきたいなというふうに思います。たくさん若い人がおられて、こども園のことや学校のことや、それから先ほどの小川議員が質問されたようなことや、いっぱい若い人の要求ってあると思うんですね。だけど、それがこの選挙に投票することでどう町政に影響を与えていくかというところまでが、若い人にはぴんとこないというか、分からないというか、そこがやっぱりつながらないと投票には足が運べないんじゃないかなっていうふうに思います。
国政も一緒だと思います。国で今何が問題になっていて、それが自分たちの生活にどう関係してくるかというのが分からなかったら、やっぱり選挙には行かないだろうなと。それは私たち議員にも責任があると思います。やっぱり今こんなことを町政では問題になってるよとか、こんなことが議会で取り上げられているよとか、そういうことをやっぱりちゃんと町民の皆さんに知っていただく努力も議会はしなくちゃいけないだろうなというふうに思ってるわけです。
先ほど町長が言われましたね、ホームページやSNSですか、これ多分これからはこれがないと選挙でも駄目なんだろうなというふうに思います。私はどっちかというとこういうことに疎い人間ですけれども、今の若い人たちの動向を見ていると、多分こういう時代だろうなと、少なからずこういう時代になるんだろうなというふうに今自覚しておりますので、ぜひこういった分で選挙管理委員会とも相談しながら拡充していってほしいと思います。
もう一つは、期日前投票がどんどんどんどん増えてきているんですが、本当に本庁舎1つでいいのかどうかっていうことをやっぱり私は思うんです。身近にもう1か所ぐらいずつあったほうが足も運びやすいし、休日に、あるいは仕事帰りに投票に行けるというような状況になるんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺について町長の答弁をお願いいたします。
○議長(浜中 武仁君) 町長。
○町長(宮脇 正道君) 結構期日前投票も人数を置くように感じておりまして、一日中張りついてということなんですが、どの辺に置けば効果があるのか、あるいは住民の皆さんのお声としてはどうなのかあたりのことも確かめてみる必要があるかなと思いますが、その辺のことも選挙管理委員さんのほうにもちょっとお話ししたりして、どう考えておられるか、また聞かせていただこうかなと思います。
○議長(浜中 武仁君) 増井議員。
○議員(10番 増井 久美君) ぜひ選挙管理委員会ともお話を詰めていただいたり、いろいろお話ししていただいて、湯梨浜町の
投票率を上げる努力をしていただきたいなというふうに思います。これをお願いしておきます。
やっぱり今、自分たちの思いをどうやって町政に届けるかっていう考え方でいくと、皆さんが平等に持ってるのは1票しかない。自分の思いを託せる候補者に1票を入れる、そういう行動が本当に大事なんだということをぜひ若い人たちに分かってほしいし、行動してほしいなというふうに私は常に思ってるんです。もちろん若い方にも女性の方にも議員になって出てきていただきたいし、それからいろんな世代の人が議会にいることで皆さんの声が届くんですから、そこのところをぜひ私、今ひょっとしたケーブル映るかもしれませんが、見ておられる方に言いたいというふうに思います。
そこのところを、あと2分しかないのでもう終わりますけども、選挙管理委員の皆さんと次の選挙にはぜひ最下位
投票率ということはないように努力していただきたいということを要望して、2分早いですけど、終わります。
○議長(浜中 武仁君) 以上で増井久美議員の一般質問を終わります。
以上をもって一般質問を終結します。
ここで暫時休憩します。
午後1時29分休憩
───────────────────────────────
午後1時30分再開
○議長(浜中 武仁君) 休憩前に引き続き再開いたします。
─────────────・───・─────────────
○議長(浜中 武仁君) お諮りいたします。14日から20日は、委員会審議及び議事の都合により休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜中 武仁君) 異議なしと認めます。よって、14日から20日は休会とすることに決定しました。
以上で本日の日程は全部終了しました。
本日はこれで散会します。
なお、21日の本会議は、午前10時から会議を開きますので、定刻までに出席してください。お疲れさまでした。
午後1時30分散会
───────────────────────────────...